誤解
「鋼の。」
「ん?何だよ。」
「君、いつからメガネかけるようになったんだね?」
「ああ…。最近本読む時とかかけてるんだ。」
「いつもの君を見ているからちょっと違和感が…。」
「そうか?大分前からしてるぜ?」
「私が気づかなかっただけか…。」
まぁ、似合うが…。
そんな事を呟きながら、ロイは仕事をせっせと終わらせようとした。
「なぁ、大佐。」
「…何だ?」
「ハボック少尉が言ってたけど、大佐って…女たらしなのか?」
………。
「…鋼の。それは、誤解だ。」
「そうなのか?ブレダ少尉とかも頷いてたし。」
「そいつらの言う事を素直に聞かないようにしたまえ。」
「…この前、誰かと食事してたってきいたけど。」
「…それは、誰から聞いたのだね?」
「ホークアイ中尉。」
ロイの内心は複雑である。
最近、この相手への思いを自覚したばかりだというのに…。
「…それは、中央の将軍の娘さんなんだ…。」
「?」
「将軍から、エスコートを頼まれたら断れないだろう?」
「まぁ、確かに。」
…一応、納得してもらえたようである。
「大佐。」
「ん?」
「頼まれなかったら?」
…………。
「…頼まれなかったら、やらないよ?」
微妙な、回答であった。
「…。」
「…。」
頭を抱えるロイと?を頭に浮かべるエドが目撃された…。