TURN25派生
「あぁ……俺は……。」
これまでいろんな事があった。
9歳まで、皇族としてアリエスの離宮で暮らしていた。
皇族の闇も知っていく中で、俺は…。
思い出もたくさんあった…。楽しかった事もたくさんあった…。
あの事件の後も、いろいろあったが、初めて友達ができた…。
「…世界を……壊し……。」
戦後、アッシュフォードに匿われた。
もう価値も何もない俺達を匿ってくれたアッシュフォードには、感謝しきれない。
ミレイも、俺達が不自由なく暮らせるようにいろいろしてくれた…。
学園…箱庭で普通の学生として通う中で、仲間・友達ができた…。
苦労した事や楽しかった事、思い出がたくさんできた。
ミレイ…俺達の秘密を知っていながらも、たくさんの事をしてくれた。
思いつく言葉は見つからない。本当に、ありがとう。
リヴァル…俺達が何か隠していると知っていながらも、
最後まで、友達…いや、悪友としていてくれてありがとう。
シャーリー…俺は気づかなかったけど、最後まで好きでいてくれてありがとう。
ギアスに解釈され続けた、すまない。俺も…好き、だったよ…。
ニーナ…俺がゼロだと知りながらも、協力してくれてありがとう。
スザク…俺達は、親友だよな。もう、枢木スザクとして生きる事はないが、
これはお前にとっての罪だ。…最期まで、ありがとう。
C.C.…契約を守れなくてすまない。お前は、変わったと思う。
最初に会ったときよりも。いつまでも、笑顔でいてくれ。本当に、ありがとう。
他の皆も、すまない。いろいろ言いたい事はあったと思うが。
平和になった、一つになった世界で幸せに生きてくれ。
「…世界を……つくる……。」
―みんな、ありがとう。 世界よ、平和になれ―
そう、ルルーシュは願いを残し、微笑みながら目を閉じた…。