「私、ミレイ・アッシュフォードは貴殿への忠誠を誓います。」
「私、ロイド・アスプルンドは貴殿への忠誠を誓います。」
「我が騎士よ、我が運命を共に歩む覚悟はあるか。」
「「Yes, Your Majesty.」」


騎士の誓い 前編




ミレイとロイドはルルーシュの騎士になった。

「殿下~。何してるんですか~?」
「ああ…騎士団の団員の情報整理をな。」
「ルルちゃん、ちょっとは休みなさいよ?」

騎士になってから、2人はルルーシュのもとで仕えていた。
もちろん、普段はその素振りを見せないが…。

「でも、お前達が騎士になってから楽になったから。」
「殿下~そんなうれしい事を…。」
「私はいつもあなたの事を思ってますからね。」
「…僕もですよー!?」
「ああ、分かってる。」

ルルーシュは自分に尽くしてくれる2人がとても好きであった。

「でも、最近騎士団の幹部達の様子がおかしいんだ。」
「…おかしい?」
「まさか、殿下に逆らおうと…?」
「…まぁ、そろそろそういう時が来ると分かっていたが…。」
「…殿下、今度から私達は変装してでも騎士団に同行します。」

ミレイは真面目な顔で言った。

「しかし…。」
「僕達は殿下の悲しむ事は避けたいんです。」
「…ああ、分かった。でも、あんまり挑発したりするなよ。」
「はい。」「分かりましたー。」

騎士の2人は後日の会議から変装して行くことが決まったのである。