あなたが大好き


私は、ルルーシュが好き。
彼が生まれたときから、私は婚約者だった。
今は、いろんな都合で解消されているけれど
私の中では今でもルルーシュの婚約者。
彼のためなら、何でもできる。そう言えるほど、大好き。
ルルーシュが好きだと、公にできないけれど
彼は、私の気持ちを知っていて受け入れてくれている。
箱庭では、会長と副会長。2人っきりでは、ミレイとルルーシュ。
どちらも、同じようで同じではない。
あーあ。家の事がなかったら、結婚できたのに…。
でも今は、これで満足している。
楽しい学園生活。友達との関わり。
今の私達にとって一番、幸せなことだから…。

「ねぇ、ルルーシュ。」
「ん?何だ、ミレイ。」
「今、幸せ…?」
「ああ。…ミレイ、愛してる。」

ルルーシュは、不意打ちでミレイに告白した。
当然ミレイは、顔を真っ赤にしていた。

「…っ。ルルーシュ、反則よっ…!」
「そうか?」

ルルーシュはミレイの顔を見て、くすくすと笑った。

「…私も、あ…愛してるわよ…!」
「ミレイ、顔真っ赤だぞ。」
「うっ…。もう、ルルーシュったら!」

そう言いながらも、ミレイはうれしそうだった。
だって、大好きなルルーシュが愛してると言ってくれたから。

互いに思いあっていれば今は幸せ。
ささやかな幸せを2人でつくっていきたい。