「ねぇ、ルルーシュ。」
「何ですか、会長。」
「また今度、男女逆転祭やらない?」
「俺はいやですよ!何で女装なんか…!」
「えー!」
「でも、ルルーシュ似合ってたぜ?」
「リヴァル…!」
呼び捨て
部活終了の時間になり、生徒達は寮へ帰っていく。
そんな中、生徒会室にはまだ人が残っていた。
「会長は、帰らないんですか?」
「…ねぇ、ルルーシュ。」
「何ですか?」
「…好きよ。」
「…俺もかい…ミレイのこと好きだよ。」
俺は、言い直した。
ミレイ、っと呼んだのは何年ぶりだろうか…。
「…懐かしいわね…。ミレイ、なんて呼ぶの。」
「学園じゃ呼べないしな。」
いつの間にか、昔みたいな感じになっていた。
2人っきりでしか話せない話などをして、突然ミレイが…。
「……そうだ!」
「…嫌な予感が…。」
この予感は当たっていると思いつつ…。
「昨日サボった罰ゲームって事で、明日一日中呼び捨てで!」
「そんな無茶な!」
「あら~。女装してもいいんだったら…。」
「…やれば良いんでしょう…!」
「ウフフ…。じゃ、また明日~。」
「ああ…。」
(ああ。何でこうなるんだ…!)
翌日、案の定生徒会メンバーから詰め寄られた…。
リヴァルからはショックを受けたような顔で、
シャーリーからは「どういうこと!?」と言われた。
もちろん、ミレイはニヤニヤしていた。
(ミレイ…!お前のせいだぞ…!)
おかげで罰ゲームだと言う気力はなくなった…。