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【101. 五分五分】
「五分五分、かな」
「何が?」
「外出してクラスティさんと遭遇する率…って」
「シロエくん、私はさっきからずっといたんだよ?ノックもしたし」

【102. 買い食い】
「シロエち、今日はおやつがあるから買い食いはしないように言ったはずですにゃ」
「うっ…ごめん、つい…」
「ミノリたちもシロと一緒に食べるって待ってたんだぜ?」
「…ごめん」

【103. 窓】
暑いから窓開けて仕事してたら風で書類飛んでバラバラに…。
シロエくんは時々そういうおっちょこちょいなことしますよね。
…僕はおっちょこちょいじゃないです!

【104. イベント】
「あー…また天秤祭みたいなイベントやりたいなー」
「でもカラシンさん大変そうでしたよね」
「確かに忙しかったですけど、祭り事の雰囲気好きなんで」
「…商売もあるからですか?」
「それもありますねー」

【105. 邪魔】
「邪魔です」
「何故?」
「今から寝ようと思ったのにクラスティさんが無理矢理僕の部屋に入ってきたからです」
「にゃん太氏の許可はもらっているんだが…」
「寝させてください」
「語尾ににゃん付けておねだりしてみてくれないか?」
「………変態」

【106. 海】
「海かー…」
「主君は海入ったことあるのか?」
「いや、ないんだよね。海の近くには行ったことあるけど」
「…私はナマコが嫌いだ」
「あー…ナマコ…」

【107. 朱】
あかい朱い、血。
気にせずモンスターを倒す。
満たされるこの心。
狂った朱い血

【108. ふっくら】
あのふっくらとしたもちもちパン食べたい…
シロってあそこのパン好きだったもんなー
うんそうなんだよー…食べたい
普通のパンならおそらく作れますにゃ
え、班長ほんと!?
おお、さすが班長!
じゃあ、今度作ってもらっていい?
了解ですにゃ~

【109. 欠片】
うふふ…シロ様はもうすでに現実世界への帰還方法の欠片を持っている…。
シロ様が本気を出せばそんな欠片ではなく…現実になる。
”理由”がなければ私の元に来てくださったのかもしれないのに

【110. 耳を塞ぐ】
「私は現実世界で君を探しに行くよ」
「聞きたくない…!」
「現実世界へ帰ったら私との関係も断ち切るつもりだっただろうけど、私は君を手放しくない」
「…いつかは別れることになります」
「それはないね」

耳を塞ぐ僕の手を掴み、不敵に笑ってそう言った。
元々この世界だからできたことだと思って現実世界へ帰ったらクラスティさんが言った通り関係を断ち切るつもりでいた。
手放すつもりはないって言われてうれしかったことは確かだが、本当に僕でいいのだろうか…

【111. 自由】
冒険者は自由。
そう言ったのは自分ではあるが、まさか姫があそこまでやるとはさすがに予想できなかった。
妹に似たレイネシア姫…からかいがいがありますね。

【112. 礼】
レイネシア姫が冒険者に対して礼を失したくないと言ったことでハッとさせられた。
どこかお互い忘れていたから、あの言葉がなければどうなっていたか…

【113. 忘れもの】
「…じゃあ明日の会議で議題挙げます?」
「そうですね、なるべく早めの方がいいでしょう」
「分かりました。では明日の会議で」
「…シロエくん、忘れもの」
「へ?……っ!」
「…ふふ」
「クラスティさん!!」

【114. 占い】
「占いって当たるわけねーだろ」
「まぁ確かに」
「アイザックの場合はそう言いつつ見て一喜一憂する方だと思いますが」
「うぐっ…」
「クラスティさん当たってるみたいです」
「大体想像できるよ」

【115. あれ】
「クラスティさんあれよろしくお願いします」
「ああ、あれですね」
「あとあの件も」
「あれもこちらでやっておきます」

あれこれで通じ合うとか夫婦かよ

【116. 黙殺】
「シロエくん、レイド行きましょう」
「…他に提案がある方はいませんか?」
「もうないみたいですよ、シロ先輩」
「そうですね、今日の会議はここまでにしましょう」
「………」
「あー…腹ぐろ」
「何ですか、アイザックさん」(笑顔)
「…いや、何でもねー」

【117. とりあえず】
「あーめんどくせぇ」
「僕たちより少ないんですから我慢して下さい」
「私たちは役割的に仕方ありませんからね」
「この書類とかなくてもよね?」
「記録として残しておく方がいいものもあるんですよ」
「とりあえず手を動かせ、手を」

【118. 敬意】
君は大したことないだなんて言うが、君の能力は買っているし敬意を持っているよ。
…はぁ。
そうやって自覚ない所はどうにかしてほしいと思うよ。
いや、僕完全に予習型なタイプなんでほんと大したことしてないですって。
シロエくん、もっと自分を認めてもいいんだよ

【119. 蜜】
僕はハニーティーが好きですね。
ほう、意外ですね。普通にお茶だと思ってました。
お茶も確かに好きですけど、ハニーティー飲むと集中できるんですよね

【120. 勝負】
「おいクラスティ、この後やろうぜ」
「そうですね、やりましょう」
「2人は結構PvPやってますけど、勝負でもしてるんですか?」
「あ?…そんなの考えてねぇな」
「確かに。特に理由ないですね」
「…ああ、そういえば2人とも戦闘バカでしたね」

【121. 裏】
「表が出たらシロエくん」
「…裏が出たらクラスティさん」

そう言ってクラスティはコインを弾く。

「おや、裏だね」
「なんか納得できないんですけど」
「約束通り、書類仕事は私のギルドで」
「…わかりました。全部そっち持っていきます」

【122. 表】
「シロ先輩、金貨の表にあるこのつぼみって何の花なんですかね?」
「あー確かにつぼみだけじゃわからないよね」
「んなとこ気にするのか」
「じっくり金貨を見ることなんてありませんしね」
「でも気にならへん?」
「…まぁ気になるけどよ」

【123 発売】
「そういえば…本当だったらGW明けに欲しかったものが発売だったんだよね」
「へー何が欲しかったんだ?」
「…お菓子」
「お菓子?」
「うん、いちご味のが期間限定で出るってCMやってたから食べたかったんだ」
「…シロって意外と甘党だよな」

【124. 布石】
「用意周到だろうとは思ったが、さすがにギルド会館を購入するなんて思いもしなかったよ」
「そうですか?大したことではないですよ。会議設立のためだけではなくハーメルンの件のためでもありましたし」
「…シロエくんは自分のすごさというものを一回自覚しようか」

【125. 守る】
「…二人の時に来るとは、なかなか舐められているのでしょうか」
「どうでしょうね。…守ってくださいね」
「ええ、もちろんシロエくんに近づけさせはしませんよ」
「…そこは信頼してますよ」

【126. 台風】
「一回茶会でダンジョン攻略する時に台風でやばかったことありましたね」
「なんかあったのか?」
「…停電でもちろんPCも消えるでしょう?」
「後日にしたのですか?」
「決行しましたよ。数人停電でいなくなりましたが」
「…よくできたな」
「さすがですね」

【127. きかん】
「マリ姐ってこしょこしょきくの?」
「うちはきかんで?」
「そうなんだ…」
「シロ坊はききそうやな〜…?」
「…って何で僕の方来るの!?」

【128. 空耳】
「クラスティ、最近暇そうだな」
「…書類に埋もれてるのに暇ではないですよ」
「暇っつうか、退屈そうって感じか」
「多少は退屈もしますよ」
「…とか言いつつ楽しんでるだろ」
「…アイザック、空耳で楽しんでるって聞こえた気が」
「気のせいだ気のせい」

【129. 私】
「クラスティさんて、一人称使い分けてるんですか?」
「特にそういうわけではないですけど」
「”私”だったり”僕”だったりする時ありますよね」
「シロエくん、よく見てるね」
「…たまたまです」
「"私”はそうやってシロエくんが見てくれているのはうれしいよ」

【130. 賭け】
「腹ぐろがどっちが好きか賭けようぜ」
「そうですね、賭けましょう」
「…何を?」
「「<ソーンバインド・ホステージ>と<ナイトメアスフィア>どっちが好きか」」
「どっちも好きですが、何か?」

賭けにならない賭けでシロエの一人勝ち。

【131. 平和】
「もしシロエくんが動かなければどうなっていたんでしょうね」
「さぁ…クラスティさんが動いてたんじゃないですか?」
「…買い被りすぎだよ。シロエくんはすごいよ」
「いやいや、僕はしたいことをしただけですし」
「…こう言い合えるのも君のおかげなんだけどね」

【132. 魔法】
「現実じゃ魔法なんて架空なのになー」
「どうしました?」
「結構感覚でも使えるから、違和感があまりないように思っちゃって」
「あーそこは魔法だけじゃなくて俺らみたいに武器でも同じだな」
「確かに感覚でやってる部分ありますね」

【133. ちょっと】
「クラスティさん、ちょっと…。この書類なんですけど」
「ああ、これはソウジロウくんがやってくれるそうだよ」
「え、ソウジロウが?」
「ソウジロウくん向きの案件だから先に話を通しておいたんだ」
「あー確かにソウジロウ向きですよね、女性関係」

【134. 鼻歌】
「ん~んん~ん~んん~」
「シロエくんが鼻歌とは珍しい」
「あれ、僕鼻歌歌ってました?」
「無意識だったのかい…?何かうれしいことでも?」
「ああ、今日は班長の特製カツカレーなんですよ!」
「君は本当に、カレーが好きだね」

【135. 合図】
「直継!」
「まかせろ祭り!」
「名前呼ぶだけであの連携は憧れますね」
「あん?腹ぐろとあんな感じになりたいってことか」
「理想は何も言わずともってところですね」
「無理じゃね?」

【136. かみ】
「シロエくんかまってください」
「は?」
「かまってください」
「…仕事終わってないので無理です」
「私はこんな紙切れに負けるんですね…」
「いや、いじけるなら手伝ってくださいよ」

【137. いってらっしゃい】
「いよいよ、ですか」
「そうですね。攻略、お願いしますね」
「ええ、暴れられそうです」
「まぁそれはいいんですけど…」
「シロエくん?」
「…いってらっしゃい、クラスティさん」
「!…シロエくんも、がんばってください」
「はい」

【138. おかえり】
「クラスティさんのバカ!」
「シロエくん…」
「どこほっつき歩いてたんですか!心配したんですよ!」
「うん、ごめん。泣かないで」
「バカ…おかえりなさい」
「ええ、ただいま」

俺ら忘れられてね…?

【139. 踊る】
「レイネシア姫はいいんですか?」
「何故か今日は追い出されまして」
「へー…」
「シロエくん、私と踊っていただけませんか?」
「…何故?」
「いいじゃないですか」

そうやって2人きりで無理矢理ワルツを踊らされた

【140. 滲む】
「あーあ…」

手を動かした時にインク瓶に当たり、書類にインクが滲む。
書き直しだ…と溜息をつきながら零れたインクを拭き取る。

【141. ヒーロー】
「小さい頃はヒーローに憧れることが多いとか」
「ヒーローねぇ…」
「あれ、シロはそんなこともなかった感じ?」
「特に憧れとかなかったよ」
「シロらしいな」
「そう?」

ある意味シロエはみんなのヒーローではあるけど(アキバの改善とか)

【142. 闇】
「昔、暗闇の中パソコン触ってたら母さんに怒られたな…」
「主君…さすがに多少の明かりはつけた方がいいと思う」
「俺もパソコンの明るさだけでゲームしてたことあるぞ?」
「…」
「そんなじとーっと見ないでくれ…」
「まぁ目が悪くなるのは分かってるんだけどね…」

【143. 抱く】
「シロエくん、抱いていいかい?」
「…はい?」
「いや、だから抱いてい」
「何故」
「シロエくんを充電したい」
「…少しだけなら」

【144. 舞台】
「ミロードの場合、舞台は戦場というイメージがあります」
「え、クラスティさんのイメージがそれなんですか?」
「はい。ミロードですから」
「まぁ確かにそういうイメージは僕もありますけど」
「きみたち、本人を前にひどくないかい?」

【145. ゆれる】
「どうかしましたか?」
「いや何でもないですよ」
「まさかまた徹夜でもして…」
「一昨日はちゃんと寝ましたよ」
「一昨日は、でしょう」
「うっ…」

クラスティさんのことを考えてて寝れなかったなんて言えない…

【146. あ~ん】
「はい、あ~ん」
「………ええと」
「シロエくん…」
「…ああもうわかりましたよ!そんな顔しないでください!」

【147. 予感】
なんとなくここ最近のシロの様子から何かをしようとしているのはわかってた。
俺がついていって何ができるかなんてわからないけど。
俺の手でシロを、守らせてくれ。

【148. 降参】
「………」
「………わかったよ。北欧サーバーの情報集めてみる」
「やったー!オーロラ見れるー!」
「はぁ…」
「シロエ、ご愁傷様」
「…まぁカナミの我が儘は今に始まったことじゃないしね…」

【149. 閃く】
書類仕事終わらない!何でこんなに溜まっていくんだ…!今日でもう5徹だし!
はっ!そうか、クラスティさんに押し付け…

「…シロエくん、私に押し付けるのはいいですが、いい加減寝なさい」

【150. 半袖】
「半袖あまり好きじゃないんだよね」
「そうなんですか?」
「あー…ほら焼けるからさ…」
「そうですね、確かに僕もあまり焼けたくないです」
「ソウジロウの場合は焼けても問題はないと思うけどね」

どうせ、焼けたソウジロウもかっこいいとか言われるんだろうし