騎士の誓い 後編




ゼロの私室。

「確かに、何かおかしいですね。」
「何か…ちらちらこっちを見てるし。」

後日、2人が団員として前から居るような感じで忍び込み、幹部達の様子を見て思ったことだった。

「…で?我が君。」
「ん?何だ?」
「「この女は誰ですか?」」
「…ピザばかり食べてるピザ女でC.C.だ。……私の共犯者でもある。」
「私はピザがないと生きていけない。」
「うっさい。食べなくても生きていける魔女め。」
「ああ、そうかもな、魔王。」

「「…。」」

…ルルーシュが認めて?いるらしいので何も聞かないことにしたらしい。
その時、ゼロの私室にノックの音が響いた。

「扇だ。ゼロ、今度の作戦についてなんだが…。」
「ああ、分か……ほぇあ!」
「…ゼ、ゼロ…!?」
「…扇、今ドア開けるなよ。」

「我が君~。」
「こら、やめろ、ロイド!仮面を返せ!」
「は~い、ミレイ嬢~。」
「あ、ミレイまで!」

「扇さん?」
「あ、ああ、カレンか…。」

扇が戻ってこないのを気にして様子を見に来たらしい。

「どうしたんですか?」
「…何か、中でやってるらしくてな。入るなって言われたから…。」
「…確かに、何か騒がしいですね。」

しばらくして、ゼロが出て来た時はすごく過労した声だったらしい…。


「「殿下を癒すのも私・僕達の役目ですから。」」
「…全然、癒されていないんだが…。」